地温制御システム「ジオプラスα（GEOPLUSα）」
地温制御システムは地中に埋設したチューブに通水することにより、地温をある程度の範囲内でコントロールを行う仕組みです。夏は地下水、冬はハウス内に貯水した温水を活用しており、強制的に冷温水を作り出す方式は採用しておらず、このシステムによる地温の変化は非常に緩やかなものとなっています。これらを施設内に設置したセンサーにより温度、湿度、日射量、地温、CO2濃度を計測し、制御に必要なセンサー値と地温を比較することで動作をさせる仕組みや、タイマーによる設定動作も可能です。
当社では数年にわたり葉物野菜（小松菜、ほうれん草）の通年栽培の地温の温度変化にかかわるデータの取得や、時期ごとの野菜の中身成分の分析データを蓄積しており、これらのデータや分析結果を地温制御システムを動作させるための制御ロジックに活用しています。